牛乳パンまとめ: 矢島製パンの牛乳パン(と素敵ななかまたち)

2013年2月13日

矢島製パンの牛乳パン(と素敵ななかまたち)

どんどん出てくる牛乳パンのアーカイブ。今回は長野と松本の間の道すがらにある信州新町から個性あふれる仲間たちと一緒にご紹介。


信州新町と云う町があります。
北国西街道とよばれる国道19号線で長野から松本に向かう途中の街道沿いにある町です。

名物はサフォーク種の羊のジンギスカン。
当然信州暮らしのログとしてしっかりおさえています。

サフォーク友の会と長野えびす講煙火大会 | ナンセイブログ

うまいんだけど羊のショーン喰ってるって考えると胸が少し痛みます。
で、今回はソレは置いといて。
その町に涙がちょちょぎれるほど懐かしいパンづくりをしているパン屋さんがあります。矢島製パンといいます。
見て頂きましょう、お約束の牛乳パン。
矢島製パンの牛乳パン
昔ながらの、というより変える必要はない、
と云った風情。
イラストの牛のマナコが妙に冷めてる。

2010年に信州新町は長野市と合併してしまったのですが、パッケージのクレジットは去年の8月の時点で上水内郡信州新町、よく見たら「字」の表記もなくいきなり番地なところが気になりますが、地元ではそれほど知られた存在であろうと察せられます。

で、中身画像がどっか行っちゃいました。すいません。めっけたらUPします。
たしか、細身のサイズでクリームの量は標準的、それを挟むパンはふわっとからややしっとり寄りな食感でした。
 
ともかく矢島パン、それだけではないのです。牛乳パン以上に強い存在感を放つパンがこちら。 
ほんとう、とはナニカ?
信州にはあんぱんがこういったパッケージで売られている姿をよく見かけますが「ほんとう」を主張している姿ははじめての出会いでした。
ほんとうのあんぱんと云うのはこういう感じ。
飾りっけのなさがかなりいい
ピンぼけなのが残念。
表面がつやつやしてないですねえ。その昔のあんぱんと云うものはこういう風だったんでしょうか?
中身はというと、
あんこが素朴ったらないんですよ奥さん
小豆感の強いてらてらしてない昔っぽい素朴なあんこが詰まってます。うまいです。砂糖の甘さというよりは小豆の甘さも感じさせるような。これが「ほんとうのあんぱん」だそうです。なるほど。納得。

そして、もうひとつ。

古くからあちこちに存在する謎のパン。矢島パンがつくるとこうなります。
断言してるところが大迫力
明確に言い切ってます。や、ほんと明確。
普段ワタシはエビデンスがどうのとか、参考データとか、表現にそういうのをそこそこ証明する背景というものを必要としている世界にいるもんですから、「あたまのよくなる」と断言するパッケージには羨望のようなものを感じてしまいます。いいなあ。
で、「あたまのよくなる」中身ってのはどういうのか、というと。

毒々しいってえのは褒め言葉ですよ
おそれいりました。
なんか強烈ですね。
これから将来にかけて「あたまのよくなる」必要がありそうな我が家の食べ盛りに今後を期待して食べてもらおうとしたら、ジャム嫌いということで「あたまのよくなる」権利を放棄されてしまったので他の家族で分け合って頂きました。あんぱんの素朴さとは裏腹な人工的な甘いお味が印象的でした。すこしあたまがよくなった気もしないでもないです。
 
矢島製パン、いいですねえ。
普段こういうエントリで出さない親切心を出して説明するならば新町の道の駅で買えます。なにげに蕎麦もうまいですここ。
 
とはいえ、みなさん押し寄せないように。
ワタシの分の頭脳パンが買えなくなりますから。
もうすこしおりこうさんになるためには食べ続けないといけないですから。
よろしくご理解とご協力のほどを。

そして、ごちそうさまでした。